蘇我氏の政治

蘇我氏の政治について記事一覧

大伴氏、物部氏、蘇我氏の三大豪族について

飛鳥時代は、4つに分けて覚えると分かりやすいと思います。6世紀が第一期。大伴氏が磐井の乱により失脚、物部氏・蘇我氏が仏教をめぐり敵対し、その結果、崇仏派の蘇我氏が勝利しました。7世紀前期が第二期で、蘇我氏と聖徳太子が代表する時代。7世紀中期が第三期で、大化の改新から壬申の乱が起こるまでのことを指しま...

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継体天皇を擁立した大伴氏。大伴金村の活躍について

なぜ大伴氏が有力な豪族となったのでしょう。それには、こんな事柄があります。大伴金村という人物が、途絶えかけた天皇の体系を後世に繋いだのです。継体天皇の前の武烈天皇には後継ぎとなる子どもがおらず、どうしたものかと思っていたところ、大伴金村が大王家の遠い親戚とされる人を越前(現富山県)から連れて来て、継...

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磐井と新羅による反乱である磐井の乱

527年、大伴氏が衰退するきっかけになる事件が発生しますが、それが筑紫国造磐井の乱です。その頃ヤマト政権の国をコントロールする力はそこまで強くなかったのです。それはなぜかというと、ヤマト政権が国を直接まとめていたのではなく、地方はそれぞれの豪族が各々の土地を支配し、その豪族が大王に服従するとの意思を...

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大伴金村の失脚の理由とは?

物部氏と蘇我氏が天皇の後継者に自分たちの息がかかった人物を立てるようになったのは、継体天皇の死後です。安閑、宣化という継体天皇の子孫が後を継ぎ、そのあと欽明天皇が即位したように「日本書記」には綴られていますが、本当のところは物部氏と蘇我氏が継体天皇の死後に一緒に欽明天皇を担いだので、二人の天皇が同時...

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蘇我氏の独裁政治の始まり。物部氏との対立について

仏教の伝来という出来事が起こったのは、「上宮聖徳法王帝説」(聖徳太子の伝記)を見ると大伴金村が物部尾輿に失脚させられる直前の538年と記されています。この仏教をめぐって物部氏と蘇我氏の間に亀裂が生まれます。というのも、物部氏は廃仏派、蘇我氏は崇仏派だったので、仏教に対する考え方が全然違っていたのです...

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蘇我氏は、なぜ仏教を信仰したのか?

さて、ここから飛鳥時代の第二期に入りますが、この時代の天皇は推古・舒明・皇極の3名です。この時の豪族ですが、推古天皇を馬子、舒明天皇を蝦夷、皇極天皇を入鹿がそれぞれ担いでいて、いずれも蘇我氏でした。できるだけ多数の人の意見に耳をかたむけ、聞き入れたという聖人のような政治をしたとして有名な厩戸王、のち...

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冠位十二階の制度の意味とは?色などの秘密について

冠位十二階は、603年に聖徳太子が定めた制度の一つです。これは、今までのように位を一族に与えるのではなく、個人個人に与えるようにしたものです。どうしてこのような制度の変更をしたのでしょうか。この頃の姓には臣、連、君、直などが多く、その下にも四つくらいありました。今までの氏姓制度では、朝廷から渡来人に...

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遣隋使の目的とは何か?聖徳太子の外交について

中国から優れた文物を取り入れようという目的の交流を深めるために、推古天皇は遣隋使の派遣をおこないました。このことから渡来人とのつながりがあったと考えられます。推古朝以前は、国内をより強力に支配するために中国の力を必要としていました。そのために臣下という立場であっても中国との交流が必要だったのです。し...

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「天皇記」「国記」の狙いとは?聖徳太子と蘇我馬子による編纂

 「天皇記」と「国記」という歴史書を聖徳太子と蘇我馬子がこの時代に共同で編纂しました。しかし645年の乙巳の変で焼失したとして現存はしていません。乙巳の変は中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我氏を滅ぼした事件です。そこから大化の改新へと一連の改革が進んでいきます。6世紀ごろから朝廷を神格化しようという目的で天...

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聖徳太子の血筋が途絶えた理由とは?

敏達天皇と皇女・広姫の子が押坂彦人大兄皇子で、その子供が推古天皇の次の天皇・・・舒明天皇です。蘇我氏との婚姻関係はここで途切れます。しかし、蘇我氏の権力は馬子亡きあと蝦夷、入鹿とますます強大になります。舒明天皇を立てたのも蘇我氏が自由に操りやすい温和な人柄の人物だからでした。しかし、舒明天皇の死後、...

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中大兄皇子と中臣鎌足による反乱計画について

大化の改新の中心人物である中大兄皇子、のちの天智天皇はこの舒明天皇と皇極天皇の間に生まれました。中大兄皇子は、次の天皇の最有力候補である自分の将来について思い悩んだことでしょう。自分の両親のように蘇我氏に権力の実権を握られたままの状態で、蘇我氏の言いなりのお飾りの天皇として生きていくのか・・・。もし...

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