日本の歴史について分かりやすく解説

日本の歴史についての解説

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日本人は、歴史について知らない民族だとよく言われます。学校で習った知識なども、大人になるとすぐに忘れてしまいますし、一般常識として知っておく必要性がありますよね。歴史の全体像であったり、流れなどは把握しておくようにしましょう。

 

簡単な知識くらいは身に付けておくようにしてください。

 

卑弥呼の時代

 

卑弥呼は、邪馬台国の女王で謎に包まれたミステリアスな女性です。ただ、日本の歴史を語る上ではなくてはならない人物ですから、しっかりと押さえておくようにしましょう。『魏志倭人伝』などの中国の歴史書に、その存在が記されています。

 

飛鳥時代

 

飛鳥時代は592年から710年の118年間にかけて、飛鳥に都が置かれていた時代を指します。有名な聖徳太子が活躍した時代であり、重要度が非常に高いです。この時代に倭国から日本へ、名前を変えたとされていますね。

 

奈良時代

 

奈良時代は、平城京に都が置かれた時代です。平城京の遷都から、794年に平安京に遷されるまでの84年間の期間です。藤原不比等が重要な役割を果たし、大宝律令の制定など律令国家・天皇中心の国家を目指した時代だといえます。

 

平安時代

 

平安時代は、桓武天皇が平安京に都を遷してから、鎌倉幕府が成立するまでの約390年間を指します。中央集権的な律令政治を行っていましたが、徐々に人別支配体制から土地を対象に課税する方式に変換していきました。王朝国家体制を築き始めた時代です。

 

院政の時代

 

平安後期、白河・鳥羽・後白河3代の上皇によって、院政が行われた時代です。院政とは天皇の代わりに上皇が政治を行う体制です。摂関時代に次いで新しい政治体制が作られた時代なので、非常に重要性が高いと言えるでしょう。

 

鎌倉時代

 

鎌倉時代は、本格的な武家政権の統治が始まった時代です。源頼朝が武士の頂点に立って、全国に守護を置いて支配をしていました。京都の朝廷や地方の荘園はそのままで、地方には地頭などが支配する二元体制が確立しました。

 

室町時代

 

足利尊氏が持明院の天皇を擁立し、室町幕府を開きました。中央の幕府が上位に立って、地域を支配する守護大名と補完し合って政治を行っていた時代です。農業や工業の技術が進歩して、経済的に大きく発展した時代だとも言われています。

 

安土・桃山時代

 

安土・桃山時代は、織田信長と豊臣秀吉が実権を握っていた時代です。戦国時代とも言われ、全国で武士たちの争いが絶え間なく起こっていました。ゲームや小説などでも、この時代をテーマにしたものが多いので、非常に人気が高い時代です。

 

江戸時代

 

関ヶ原の戦いに勝った徳川家康は、江戸幕府を開きました。その後、260年余り続く江戸時代の始まりで、封建制度の集大成ともいえる時代です。徳川家が全国を統一することによって、長く平和な時代が続きました。

 

明治時代

 

江戸時代から鎖国を続けていた日本ですが、ペリーの来航によって開国を迫られました。そして、新しい明治政府が成立して、大日本帝国憲法なども制定されました。世界の大国に名を連ねるほどの発展を遂げた時代です。

 

大正時代

 

民主主義から国家統制への転換が行われたのが、大正時代となります。そして、第一次世界大戦によって、軍事用品の需要が拡大して景気が良くなりました。しかし、物価の上昇によって米騒動が起きるなど、大きく動いた時代です。

 

昭和時代

 

昭和は、世界で最も長い元号です。日本社会が急激に発展した時代で、小説や舞台、映画などの名作が多く登場しました。また、真珠湾を攻撃したことで太平洋戦争が勃発して、後に原爆が落とされるなど激動な時代です。